福岡市中央区地行の寺院墓地にて、歴史ある大きなお墓のお墓じまい工事

ご覧いただきありがとうございます。博多の森石材店の寺田公平です。福岡市中央区地行のお寺様墓地にて、とても古くからの大きなお墓のお墓じまい工事をさせていただきました！

お墓じまい前後のお写真

中央区地行 寺院墓地　お墓じまい

 

ご相談いただいた経緯とお墓のようす

弊社のホームページをご覧になったお客様から、お墓じまいのお見積りをご依頼いただきました。お寺様からも石材店さんを紹介されてお見積りをとられていましたが、大きなお墓なので費用もかかることから、この際ほかの石材店さんにも聞いてみようと思われて、お寺様にも相談の上ご連絡くださったそうです。さっそくお墓のあるお寺様まで向かいます！

 

今回お世話になったお寺様は、中央区地行にある歴史あるお寺様でした。初めて作業させていただくお寺様です。ご挨拶をして、現地確認をさせていただきました。

 

墓地のようすです。大通り沿いの大きなお寺様で、住宅に囲まれた広々とした墓地です。

 

こちらがご相談のお墓です。伺っていた通り、とても大きなお墓です。右側がとても古くからのお墓で、左はその後に建てられたようですが、こちらも十分に歴史のあるお墓です。お墓を管理できなくなったので、お墓じまいをしてご遺骨はお寺様の永代供養に移すご予定とのことでした。

 

後でお客様に確認していただくため、お墓の色々な個所をお写真に収めます。

 

今回のお墓はとても古くからのお墓で、お骨がどこにあるのか、何名の方のお骨があるのかもお客様には分からない状態でした。あとでお打ち合わせの際に見ていただきながらお話するため、こちらも撮影しておきます。

 

こちらはもっと古いお墓の水鉢部分です。こちらも同様に、お写真に収めておきます。

 

左は古い墓誌で、右側の少し傾いているのは古いご先祖様のお墓のようです。この辺りは砂地の墓地が多いので、基礎を打っていない古い時代のお墓は傾きが見られることも多いです。

 

お墓の後方の壁石とその後ろの塀の間には、土盛りがしてありました。こちらも写真に撮っておきます。この時点でどのように処置をするかまでははっきりしていませんが、お墓を取り払ったあとに土が流れてくるようなことがあれば、土留めなどの処置が必要になります。そのため、こうしたお墓の周りやお隣との境界などまで、事前に確認して写真に収めておくようにしています。

現地確認をしてお見積りを差し上げると、弊社に工事をお任せいただけることになりました。また今回は、工事の前にお寺様にも相談をして、お墓を取り外しながらご遺骨の取り出しも進めることになりました。

 

お墓じまい工事のようす

解体工事のようすです。昔のお墓なので石と石は接着はされていないのですが、この時代のお墓は石の重みでお墓を支えている部分があるので、ひとつひとつの石がとても大きく重量があります。

 

台座の部分まで取り外しが進みました。台石もかなりの年月を感じるお墓です。内側は手加工のゴツゴツしたままの仕上げになっています。

 

納骨室もすべて石造りの立派なものでした。外から見ただけでは分かりませんが、石の厚みも大きくて、たくさんの石が使われています。この納骨室もすべて解体して搬出します。

このほかにも、今のようにコンクリートで基礎を打つことがない時代に使われていた、「根入れ」といってお墓を頑丈に作るために地面に埋めてある石もたくさんありました。そうした石は取り除くと大きなくぼみができますので、それを埋め戻して整地して、お墓じまいを進めていきます。

お墓解体工事完了！

真砂土を入れて表面を整え、工事完了です！

 

広いお墓をすべて解体し、周りの方にも気持ちよくお参りいただけるようきれいに仕上げています。

 

お墓の後方の土盛り部分は、このように仕上げました。この土盛り部分をすべて取ってしまうと、後ろの塀に影響があるかもしれません。お寺様とお話して、見えていない部分もあるので残しましょうということになり、木の枠を作って土が流れないようにしました。

お墓じまいを終えて・・・

お客様には、お写真をお送りして工事完了のご報告をしました。お寺様からもご連絡を受けたそうで、安心されたご様子でした。このたびは弊社にお声かけいただきまして、ありがとうございました。

今回のお墓は大きなお墓でしたので、すぐに作業に取り掛かれず少しお時間をいただいたのですが、お寺様とお話をして決められたとおりにお墓じまいを進められたことで、お客様にも安心してお任せいただけましたし、お寺様も色々と融通をきかせてくださったり、相談に乗ってくださったりと、たくさんのご助力をいただきました。それ以外にも、作業環境の良さなどもあってとてもスムーズに工事を進められましたこと、大変ありがたく思っております。大変お世話になり、ありがとうございました。