糟屋郡志免町で、町の歴史が書かれている古くからの記念碑を移設しました。クレーンを使用しての慎重な作業

古くからの記念碑の移設のご相談をいただきました! こちらはビフォアーアフターのお写真です^^

 

以前に、地域の神社のお仕事でご相談いただいたお客様から、再度ご相談をいただきました。手前の石碑は庚申塔と言って、昔から地域の皆様を守ってきている石碑です。その後ろにある背の高い記念碑が、町の歴史が書かれているものになります。書かれている歴史がとても大切なこともあり、記念碑を志免町に寄贈することになったそうです。

その際、移設作業を当店へお任せいただくことになりました^^

 

時代がわかる人物の名前や歴史など、小さな文字でびっしりと、多くのことが書かれています。寄贈した後の設置場所がまだ決まっていなかったので、町の文化財を保管する倉庫へ移動させることになりました。見ての通り、とても大きな記念碑ですので、どう作業を進めていくか、職人がしっかりと確認を行いました。

 

施工がはじまりました!

クレーンで記念碑を持ち上げます。根元のセメント部分を取り外していく作業をする際、倒壊を防ぐために、吊り上げ固定した状態です。地元の方々や町役場の方が見守る中、工事が進みます。

 

固めてあるセメントを取り除いていく作業です。貴重な記念碑を破損させることのないよう、手作業で慎重に行います。20センチ強程度埋まっている状態でしたので、ほぼ半日かけて作業が完了しました。

 

5_1お写真右側の白くなっている部分が埋まっていた部分です! 丁寧に車に乗せ、町の文化財用保管庫へ、これから運んでいきます。

 

記念碑の移設が完了しました。もともとあった台座を取り外し、アスファルト施工をして完成です!

お客様には「石屋さんの技術はすごい! 吊り下げたり、時間をかけて取り外して・・・素人では到底できないと思いました。無事に保管庫へ運ぶことができて良かったです。ありがとうございました」とお喜びいただきました。

石の長さも長く、とても重たい記念碑ですので、移設最中に倒壊してしまわないかと見ている皆様もとても心配されていたようです。貴重な記念碑ですし、当店としても何か想定外のトラブルがないかどうかが心配でしたが、しっかりと無事に施工を完了することができて、ホッと安心しました!

博多の森石材店のある志免町の皆様のお役に立てるということは、とても嬉しいことだなぁと、改めて実感した一日となりました。今後も地域の皆様のお役に立てるよう、日々邁進してまいります!