納骨スペースを広くとった、両家のお名前が入ったシンプルな洋型の両家墓が完成。福岡市三日月山霊園にて
ご覧いただきありがとうございます^^ 博多の森石材店の寺田公平です! 福岡市三日月山霊園にて、両家のお名前が入ったシンプル洋型の両家墓が完成。その際の様子をご紹介いたします^^
【完成したお墓のお写真】
当店のホームページをご覧になったお客様が、当店の用意している小冊子をご請求いただいたことがきっかけで、ご依頼いただきました。福岡市東区三日月山霊園の再募集に応募され、ご当選されたお客様です。
どのようなお墓にしたいかご希望を伺ったところ、「予算内でつくっていただきたいです。」というお話でした。明確なご予算のご提示がございましたので、まずはその範囲内でおつくりできるようデザインを考えることになりました。そして次に、「妻の家も一緒に入れるお墓にしたいです。」というご希望をいただきましたので、両家のお名前を入れることになりました。ゆくゆくは、すでにある奥様方のお骨を引っ越しして納骨したいということでした。
こちらが福岡市東区の三日月山霊園です。既にほとんどのお墓が建っているのですが、空き区画が出た場合、1年に1度程度のペースで再募集が行われています。
今回お墓を建立させていただくのは、十数年前に開設された11区です。こちらの4㎡の区画を取得されています。
お墓の施工途中のお写真です。納骨室内部です。四方囲まれている壁石はL字金具(オレンジの矢印部分)でしっかりと固定しました。 地下型の納骨室ですが、換気を良くして納骨室内の湿気を防ぐために、左右に空気穴(オレンジの丸印部分)を取り付けています。
また、ご両家のお骨壺を納骨しますので、なるべく広く納骨スペースをとれるように設計しました。
細かな部分ですが、空気穴のパイプと石の隙間から水が入ることなど無いよう、防水用のボンドで綺麗に埋めています。
墓石部分を据え付けているところです。墓石本体と台石部分をしっかりと固定するためにステンレスの芯棒を入れています。万が一、大きな揺れが生じた際に、墓石がズレるのを防止します。
お墓が完成しました!
墓石には「心」という文字が刻まれています。墓石右側には建立者であるご主人様のお名前が彫刻されています。
左側面には奥様のお名前を彫刻してあります。
今回、「○○家」というお墓ではなく、両家のお墓にしたいということでしたので、このような提案図をご提出しました。墓石正面に「心」という文字、そして両家の家紋を彫刻。墓石側面にはご主人様、奥様のお名前。そして花立に両家のお名前。 このように図面にしてご覧いただくことで、よりイメージしやすくなりますので、当店では必ずいつもお客様にお渡しし、ご確認いただいています。
墓石の正面にお名前がありませんが、このように花立にお名前を彫刻することで、ご親族やご友人等がお参りにお越しいただいた際にも分かりやすいですね^^
花立の花筒は脱着可能なものですので、お花のお手入れやお掃除の際にとても便利です。鍔(つば)が無いタイプのものもございますが、鍔があるものの方がより使いやすいですので、当店ではこのタイプの花筒をオススメしております。
香立は扉に格子が付いています。今はこのような加工が手ではなく、ウォータージェットという機械で彫ることができます。このように分厚い石でも細かな細工ができます。お線香が消える前に扉を閉めても、この格子から煙や熱気が逃げる優れたデザインです。
このように入口もフラットなつくりですので、足元も安心です。車椅子でのお参りも可能です^^ 砂利などもなく、全面石貼りですので、お掃除もとてもしやすいデザインになりました。
いくつかの石材店様にてお見積りを取られたそうですが、想像以上に費用がかかってしまうため、とても悩んでいらっしゃたお客様でした。ですので今回、しっかりとご希望のご予算内で、ご満足いただけるお墓をおつくりすることができましたので、当店もとてもホッといたしました。
お客様には「本当にありがとうございます! こちらの都合で予算の制限をハッキリと設けていた中で、その中で出来るいろんな提案をしてもらえたのが嬉しかったです。これから、妻方の仏様も引っ越しさせて、今後しっかっりお守りしていきたいです。」と、お声をいただきました。
ご予算の上限がハッキリと決まっていることは、今回のお客様だけではなく、よくいただくご相談のひとつです。その際に、「コストカットできる決められたデザインのお墓」をおつくりするのではなく、「お客様のご希望を、予算内でいかに多く実現して差し上げるか」ということを、いつも念頭に置いて仕事をしております。
「なるべく予算を抑えたい」「でもオリジナリティのあるお墓にしたい」という皆様のお墓づくりを、少しでもお手伝いしていけるよう、今後もしっかり頑張ります!