福岡市三日月山霊園にて、ふんだんにアール加工を取り入れた、調和のとれたデザインの素敵なお墓が完成しました。
ご覧いただきありがとうございます。博多の森石材店の寺田公平です。今回は、福岡市の三日月山霊園に完成した、調和のとれたデザインの素敵なお墓をご紹介いたします。
完成したお墓のお写真
ご相談いただいた経緯
今回のお客様は、三日月山霊園に10数年前にお申し込みをされて、「いつかお墓を建てるときは声をかけるね」とおっしゃてくださっていました。当店で発行させていただいている新聞もご覧下さっていて、もうそろそろ建てようかということでご連絡いただきました。
お客様は、お墓を建てるときに備えて、時々三日月山霊園に見学に行かれていたそうです。当店で施工したお墓もたくさんご覧いただいて、こんな感じのお墓がいい、と理想のイメージを持たれてご相談くださいました。
こちらは、三日月山霊園内の、20年ほど前に開かれた新区画です。福岡市内にありながら、自然に囲まれたとてもいい環境です。
三日月山霊園に関する記事
●両家のお名前が入ったシンプル洋型の両家墓が完成。福岡市三日月山霊園にて
●外柵ブロックの修理と植え木伐採、法名碑の新設が完成。三日月山霊園にて
●三日月山霊園にて、お墓のクリーニングと目地入れが完了しました
お客様の墓地は13区にありました。
今回の工事も普段と同様に、鉄筋を入れて15センチの厚みのコンクリートを入れてしっかりと基礎工事をし、地震対策もしっかりとしてお墓の据え付け工事を行いました。
完成したお墓です
「信頼」という正面お文字は、ご主人様のご希望でこの文字を彫刻しました。とてもいい言葉ですね。
当店の施工例を気に入ってくださっていましたので、それをもとにしながら、今回は花立てとお線香立てについてはまた別のお墓の良い点を取り入れて、このようなデザインにしました。
こちらはお墓の棹石の頭の部分です。今回は全体的に丸みを持たせた加工をたくさん使っています。印の部分は石の角の部分ですが、今回は6センチくらいのたっぷりとした丸みを6方にとって、かなり丸みを持たせた仕上げにしています。
お墓の棹石とその下の台座の部分です。こちらもかなりのR加工で丸みを持たせています。
お線香立て部分です。奥様のご希望の、格子柄のお線香立てです。全体的に高さのある扉付きの香立てで、格子模様も扉のバランスにあった大きさにしました。ウォータージェットという加工方法で、細やかな模様も再現できます。手前の小さな石は、扉が風などで開いてしまうのを防ぐための扉止めの石です。
扉を開けると、中にはさびにくいステンレス製のお線香皿と蝋燭立てを備えています。お線香皿はお線香を横に寝かせるタイプです。さびにくいだけでなく、水場まで運んでお掃除できるのも良い点です。
納骨室の天井になる部分です。左手の、縁に行くほど下がっていくようにわずかですが傾斜をつけて、水が溜まらずに流れていくようにしています。
納骨室内部のお写真です。奥と左右に棚板を設けて、かなりの数のご遺骨を納めることができます。一般的な福岡のお骨壷の大きさですと、20個以上のお骨壷を納められる広さです。
物置を兼ねたベンチです。中には、お参り道具を収納することができます。お掃除道具や小さなお参り道具などは十分に収納できる大きさです。こちらもお墓の本体と同様に、たっぷりと丸みを持たせています。
入り口の踏み石部分です。こちらにも丸みを持たせた加工を施しました。シンプルですが、全体的に調和のとれたデザイン性のあるお墓に仕上がりました。
お墓作りを終えて・・・
完成のご連絡は差し上げていますが、お客様のお仕事のご都合もあり、まだお引渡しは済んでいません。近いうちに現地でお立会いのもと、お引渡しさせていただく予定です。
今回は、10数年前に一度お声かけいただいたお客様からのご相談でした。こうしてまたお声かけくださったことももちろんですが、たくさんある三日月山霊園のお墓の中から当店のデザインを気に入ってくださり、お任せいただけたこともとてもうれしく思います。本当にありがとうございました^^
お客様はご生前のお墓ということもあって、今回お墓を建てられるにあたり、時間をかけてじっくりと理想のお墓のプランを考えていらっしゃいました。今回は特に、そのお客様の理想のお墓を完成させるためにはどういうことが必要か、ということを考えながらお手伝いをさせていただきました。
今後もお気軽にお声かけいただければ幸いです^^