ご希望を叶えたオリジナルデザインの墓前灯篭の製作。新宮霊園にて

ご覧いただきありがとうございます。博多の森石材店の寺田公平です。新宮霊園にて、オリジナルデザインの墓前灯篭の製作をさせていただきましたのでご紹介いたします^^

完成した灯篭

新宮霊園 オリジナルデザインの灯篭作成

 

ご相談いただいた経緯

「お墓に灯篭を新設したい」というお客様からご相談をいただきました。新宮霊園にお墓をお持ちなので、まずは霊園さんに問い合わせをされたそうですが、霊園さんで扱っているものは規格品になるため、「もっと自由に設計したい」とインターネットで情報を集めていた中で当店を見つけ、ご連絡をくださいました。

 

新宮霊園にあるご相談のお墓です。お客様がご案内くださいました。当初は背の高い灯篭がいいとおっしゃっていましたが、周りにあるものを見ると細くて高さがあるので安定感に不安があるし・・・と悩んでおられました。とはいえ普通の置き灯篭では低すぎるとおっしゃっていたので、低めのものでもオリジナルで少し高さを出してはどうでしょう?とご提案しました。

 

周りのお墓にある灯篭は、入り口横の樹木の後ろにあるものがほとんどでした。お客様も同じように樹木の後ろに一対設置することをご希望でしたが・・・

 

実は樹木の位置は、お墓それぞれで少しずつ違っています。今回お客様のお墓は、右側の灯篭の設置場所となる墓誌と植物の間が少し狭かったので、墓誌を少し後ろへずらして少しスペースを拡げることになりました。その後、これまで作らせていただいた灯篭等を参考にしながらオリジナル灯篭の設計図をご提案、作成して設置させていただきました。

 

オリジナル灯篭を設置しました!

完成です!!

低すぎず高すぎず、お客様のご希望通りのサイズ感で、オリジナルの灯篭が完成です^^

 

墓誌を少々後方へ移動、手前の樹木を少しだけ剪定して設置しました。使用した石は、お墓の雰囲気と合う色合いの白御影石、一般的な置き灯篭よりも存在感のあるオリジナル角灯篭です。お客様のご希望で、どっしりとしていてなおかつ高さがあり、他とは違うオリジナル感を出してみました。

 

笠部分です。角型の笠がいいとご希望をいただいて、通常の角笠より少し強めにアールを採り入れ、ボリューム感を出しました。印象的なデザインになりました。

 

火袋です。置き灯篭の多くは、この火袋部分は直線のものが多いですが、オリジナル感を出すため丸みをつけた設計にしました。笠のボリューム感ともバランスの取れたデザインです。白い部分は磨き仕上げではないため、同じ石ですが白っぽく見えています。

 

柱石と台座です。側面に飾り模様を入れ、豪華で華やかに仕上げました。また、モルタルで固定するとはいえ、土の上に直接置くことになるため、できるだけ広い面で全体を支えたいということから、一枚の台石を設けてその上に灯篭を設置しました。

 

工事を終えて・・・

今回のお客様のお墓のある区画は、新宮霊園の中でも高台にある区画でした。霊園を一望でき、お天気の良い時は遠くに玄界灘も見えます!

 

左手前から3番目がお客様のお墓です。周りとは違った雰囲気の灯篭が目を引きますね^^ お客様には完成のご連絡を差し上げて、ご感想はまだ伺えていないのですが、きっと早速見に行かれて気に入ってくださっていると思います^^ ご希望の納期に間に合わせることができてよかったです。次にお会いするときには、ご感想をお聞かせいただけると嬉しいです! 何かお困りの際は、どうぞお気軽にお声かけください。

墓前灯篭を設置したお墓は、10年・20年前と比べると少しずつ少なくなっていますし、「灯篭のみ設置したい」というご依頼もなかなかないので、久しぶりにいただいたお仕事に新鮮な気持ちでお仕事をさせていただきました。当社では父が灯篭作りを得意としていたこともあって、オリジナル灯篭作成は私も楽しく取り組ませていただきました^^ 貴重な機会をいただき、ありがとうございました。